( 2023年1月 )
 

● 関西学院大学総合政策学部ゼミ生による県議会サテライトゼミの実施について





県議会では、若者の感性や発想を議会に反映させるとともに、学生の実習実践に活かしていただくことを目指し、県内の大学ゼミを対象に、地域課題をテーマに県会議員と意見交換する「県議会サテライトゼミ」の受け入れを行っていますが、令和4年11月28日、関西学院大学総合政策学部の清水ゼミ11名を招き、「県議会サテライトゼミ」が実施されました。
テーマは、1.グリーンツーリズムを通した若者の地方移住、2.街区公園における子どもの交流行動、3.新三田駅を対象とした駅前空間の可能性シン・サンダという3つについてですが、それぞれのテーマについて、先行研究、各種調査、アンケート、分析等を踏まえた学生の政策発表がありました。
グリーン・ツーリズムを通しての若者の地方移住を考えたグループは、学生の約6割が地方移住に関心を示しており、民泊や農業体験などの自然活動に興味を示していること。また、農山村側の情報発信が乏しいことを指摘し、行政が率先してグリーン・ツーリズムを情報発信し、若者の移住や定住をサポートする行政側の学生向け移住体験や、送迎サービスなどのパッケージ型の訪問プランを求めました。
市街地域の小さな公園を指す街区公園を調査したグループは、子供の交流行動が地域環境にも影響を与えることを指摘し、「通路やベンチを遊具に近づけるなど、親子が交流しやすい工夫が必要」と訴えました。
新三田駅を対象とした駅前空間の可能性一シンサンダを検討していたグループは、駅前の休憩スペースや多目的利用スペースを充実させることや、駅前に大型ホテルが建設予定であり、送迎バスや自家用車の増加に備え、バスロータリーと自家用車の出入り口を分離すること。また、電車やバスの待ち時間を一人で過ごす場合も多く、広場としての構成要素を配置するなどの提案がありました。
私も学生たちから大きな刺激を受け、学生に対して、今後何かあったら、何でも相談して欲しいと申し出た次第です。





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