●国連気候変動枠組み条約第15回締結国会議(COP15)の結果と私の感想

 新聞等でも報道されましたが、2013年以降の地球温暖化対策を方向付ける OOP怖が12月にコペンハーゲンで開催されました。主要国26カ国間で「コペン ハーゲン協定」が合意されましたが、190数カ国の全体会議では留意するという 内容に留まりました。協定の要旨は以下の通りです。


1、産業革命以来の気温上昇を2℃より低くするためには、世界の温室効果ガス
  の排出量を大幅に減らす必要があることに合意。この目標を達成するために
  行動する。
2、先進国は発展途上国が温暖化の影響に適応するために、十分かつ予測可能で
  継続的な資金を提供するべきであるということに合意する。
3、先進国は2020年までの排出削減目標を2010年2月1日までに定め、京都議定
  書の削減目標を強化する。
4、途上国は排出削減につながる行動を取り、2年に1度報告する。
5、森林破壊や劣化による温室効果ガスの排出を減らすことの重要性を認識する。
6、先進国が2010年〜12年の問、途上国に提供すると約束した新規かつ追加的な
  資金の額は300億ドルで、排出削減や適応、森林保護などに充てられる。
7、先進国は2020年までに、途上国のニーズに答えるため、共同で毎年1000億ド
  ルの資金を可能にすることを目指す。


 残念ながら各国間の利害対立が予想以上に大き<、2020年までの具体的な排出削減目標の合意、京都 議定書には参加しなかった大量排出国であるアメリカ、急速な発展をしている中国サインド等を合めた 合意はなされず、先に勤く国が損をするという、単に先送りする内容でした。

 COP15に先立つ、2009年の7月に行われたサミットでは、「世界全体の平均気温の上昇が産業革命時 と比較して、2°Cを超えないようにすべきという科学的見解を認識する」との文書がはじめて声明に織 り込まれました。産業革命以降の世界の平均湿度は現在、すでに約0.8℃上昇し、ニ酸化炭素の濃度は約 384PPMに達しています。2で以内の上昇に押さえるには、二酸化炭素濃度を最低でも450PPMのレベ ルで安定化させる必要かおり、そのために残された時間はあと20年しかないと言われています。

 気温上昇が2°Cを超えてしまうと、さまざまな正のフィードバック(地表の水の減少による太陽光の 反射から吸収のへの変化、海洋の湿度上昇・酸化による二酸化炭素吸収先から排出源への変化、凍土の 溶解によるメタン放出など)が動き出してしまう確率が高くなり、人間の力では制御できない、後戻り できないとされています。その結果は十分認識されていませんが、世界的な異常気象、水不足、食糧難 に留まらず、大規模な国家間の紛争や人類・生物の生存さえ危ぶまれています。

 国民は、気候変動・地球温暖化問題の深刻さを正しく知らされてい るのか。政府や自治体は国民に正しく知らせているのか。私は疑問に 感じています。この問題は数多くの政策の中で埋没し、取り上げられ たとしても、国民負担を強調し、環境と経済の両立は可能ということぞ で、太陽光発電、電気自動車、住宅の断熱等、皆及すべき技術の観点 から説明されることが多いのが現状です。私は、国民一人一人が正し く知リ、真剣に考え、新しい豊かさの実現のため、社会経済システム やライフスタイルを変えるべき時期に来ていると考えます。ぜひ皆様 のご意見をお聞かせ下さい。




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