せきぐちの議会報告

せきぐち正人  今年も非常に暑い厳しい夏となりましたが、市民の皆様はお元気でお過ごしでしょうか。
 さて、6月の定例兵庫県議会より、新体制での県議会がスタートし、本年度は、私せきぐち正人は、産業労働常任委員会に属することとなりました。
兵庫県の経済、産業、雇用などを取り扱う常任委員会ですが、ロシアによるウクライナ侵攻と経済制裁によるエネルギー・食糧問題、各種価格・物価の上昇、及び、感染者数が過去最高レベルとなった新型コロナの第7波により先が見通せない厳しい状況が続いている中、困っておられる中小企業・小規模事業者・個人事業主や市民の皆様のために必要と考える施策、事業、支援策について、県議会議員として尽力してまいります。
 また、本レポートでは市民の皆様にとって、関心が高いと思われる三田市民病院と済生会兵庫県病院の統合、及び、県で進められている高等学校再編について、取り上げました。ぜひ、市民の皆様のご意見をいただければ幸いです。
 私せきぐち正人は、県議会議員として、市民の皆様との接点を多く持ち、皆様のご意見を最大水限に反映させた議員活動が行えるよう、また、市民の皆様と県政のパイプ役となりますよう、積極的に発言・行動し、県政への能動的な働きかけを続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。

( 2022年9月 )
 

●三田市民病院と済生会兵庫県病院の統合について

 前回のレポートから新たな統合に向けて動きがありました。
 6月2日に三田市・神戸市・済生会兵庫県病院の三者は、三田・北神地域の工急性期医療の確保に関する基本方針を公表し、三田市民病院と済生会兵庫県病院を再編統合して新病院を整備することとなりました。
 三者の役割分担ですが、三田市が再編統合新病院の設置者。済生会兵庫県病院が運営者(三田市から兵庫県済生会への指定管理を予定)。神戸市が、北神地域の急性期医療を確保するための財政支援を行うとなっており、再編統合病院の病床規模は、400~450床。整備場所は右図の通り、三田市民病院と済生会兵庫県病院の中間地点(神戸市域)付近としています。
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 再編統合病院の整備費については、三田市が2/3を負担。ただし、再編・ネットワーク化に関する病院事業債(特別分)の措置により、整備費全体の40%について普通交付税措置を予定。兵庫県済生会は1/3を負担。神戸市は再編統合新病院の新用地を確保するとともに、三田市実質負担額のうち、救急医療及び周産期医療に係る病床分を対象に、両病院の入院患者総数に占める神戸市民の入院患者割合を支援するとしています。

 再編統合病院の運営費については、兵庫県済生会が負担しますが、三田市は救急医療や周産期医療などの政策医療については兵庫県済生会に対する指定管理費として負担。神戸市は、救急医療及び周産期医療に係る収支不足額相当額を対象に、前年の入院患者数に占める神戸市民の入院患者の割合を兵庫県済生会に対して支援するとしています。
 今後のスケジュール(予定)としては、令和4~6年度に用地調査・用地確保、基本構想・基本計画策定。令和7年度から設計・工事に入り、令和10年度に再編統合新病院を開院するとしています。
 残念ながらこの基本方針の中では、兵庫県の役割や支援について触れられていませんが、兵庫県は現在医療圏が異なる両病院に対し、地域医療構想調整会議における医療圏等に関する協議を進めるとともに、それを踏まえた国による助言や支援を受けられる重点支援区域の選定のための申請、医療介護推進基金を活用した病院整備に対する財政支援などを行う立場にあり、私、せきぐち正人は、今後とも三田市の動向を注視するとともに、県への適切でタイムリーな働きかけを進めてまいります。





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