三田市の地域情報

( 2007年11月)
 

●三田市民病院の現状について

 三田市民病院の問題は、市の最優先課題として、議会でも私を含め、数多くの議員が、質問に取り上 げています。せきぐちレポートで、最新の状況をお伝えするとともに、今後も引き続き、この問題を取 り上げてまいります。

(1)自治体病院の現状
 16年にスタートした新臨床研修制度によって、研修医が大学の医局を離れ、条件の良い都市の大 病院に流出することから、大学医局自体が派遣医師の引き揚げや集約を行いました。また、勤務条 件が厳しい病院勤務を避け、医師の開業志向が強くなったこと、訴訟や医療事故の危険性が高い診療 科が避けられた結果、産科・小児科・麻酔科の医師が不足しています。

(2)看護師不足の状況
 18年度から看護師の病棟配置基準が引き上げられ(入院患者10名対 1名から、7名対1名)、看護師配置数を確保すれば、大幅な収入増が 可能となったことから、大学病院など、都市部の病院が看護師の大量 採用をおこなったため、各地で大幅な看護師不足を来たしています。

(3)市民病院の診療体制
 9月1日現在、医師の定数43人に対し、38人の正規医師が在職してい ますが、腎臓内科、小児科、放射線科で不足しています。腎臓内科医 師がいないため、人工透析室を閉鎖し、腎臓病外来を休診。また、小 児科では神戸大学や済生会兵庫県病院から応援医師を派遣してもら い、外来を続けているのが実情です。看護師は定数233人に対し、25 人が不足するため、4月から1病棟が閉鎖されています。

(4)市の取り組み
 三田市は深刻化する市民病院の医師、看護師不足への対策を検討するため、9月に「経営健全化椎 進本部」を発足させるとともに、医師の給与と手当、看護師の手当を引き上げる方針を決定。今回 の補正予算にも、医師の本俸引き上げ、看護学校生徒への奨学金貸与など、2,590万円の補正予算 を計上したところです。



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