1.三田市の福祉政策について
(2)高齢者の介護予防、支援について |
質問:せきぐち正人
|
|
- 昨年10月に「高齢者ニーズ調査報告書」が公開され、12月には「三田市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」の素案が公表された。高齢者ニーズ調査では、要介護認定を受けることになった主な原因として脳卒中が17%、認知症が14%、骨折・転倒が13%と、この3項目で全体の53%を占める結果が出ている。
- 高齢者の方の介護に至る原因として、認知症と骨折の割合の高さを再認識したが、認知症に関しては、認知症にならないために日常生活で心がけることとして、規則正しい生活、バランスのとれた食事、適度な運動、+分な睡眠、外出、定期的に健診を受けること、人と話をすること、そして、新しいことに挑戦するなどの項目が挙げられている。
- 高齢者の転倒の問題については、高齢者にとって、自宅の寝室・居間・廊下・玄関・庭や、外出時の道路など、さまざまな場所で、転倒の危険性、リスクがあり、転倒することが要介護につながってしまう大きな原因の―つであることが示され
てしへる。
- 高齢者の特に認知症と転倒という問題を中心に、介護予防と支援に関する市の者えを伺いたい。
|
答弁:健康福祉部長
|
|
- 認知症予防の取り組みとして、現在実施している「介護予防教室」において、認知症に関する知識の習得やプログラムに回想法の手法を取り入れ、脳の活性化を因っている。認知症を正しく理解し、認知症の入やその家族が安心して暮らし続けることのできる地城づくりの推進を目的として、平成19年度から「認知症サポーター」の養成講座を関催し、約1,800人のサポーターを養成してきた。
- 平成23年4月に「兵庫中央病院」が阪神北開城の「認知症疾患医療センター」の指定を受け、かかりつけ医、地域包括センター、介護サービス提供者等、関係者との連携を図っていきたい。
- 転倒・骨折予防については、「転倒予防教室」を地域包括支援センター・各高齢者支援センターにおいて実施し、「高齢者のつどいの日」、「高齢者ふれあいサロン」、「老人クラブの健康教室」等において、健康講座、健康体操を実施している。
- 介護予防は、個人の生活の中に取り入れられ、継続的に行われることにより効果を発揮する。今後も引き続き、介護予防が必要と認められる高齢者の把握に努め、要介護状態にならないようにすること、生活機能の維持・向上。を因るため、高齢者の実態をと
らえた介護予防策を展開していきたい。
|