せきぐちの議会報告

平成25年度 各会計別当初予算の状況


平成25年度の三田市の予算について


 平成25年度の予算特別委員会が設置され、企画総務・生活文教・都市環境の各分科会で個別に審査を実施し、総括質疑を行った上で可決となりました。具体的な数字については、上の表をご覧ください。予算の主なポイントは以下の通りです。


1.当初予算規模は737億円
   平成25年度の当初予算規横額は三田市全体で737億円、そのうち一般会計367億円、特別会計174 億円、企業会計197億円となっています。

2.市税収入は173億円
   市税収入の当初予算額は173億円で、このうち個人市反税は72億円で総所得金額の増加と昨年の年 少扶養控除の廃止に伴う税収増が約2出窓円となっています。法人市反税は13億円、固定資産税は70 億円、都市計国税は11億円が見込まれています。

3.三田市全体(一般・特別・企業会計)の債務(借金)の残高は749億円
   一般会計に特別会計と企業会計を合わせた三田市全体の債務残高は、約749億円となり、平成24年 度に対して、約26億円減少する見込みです。

4.基金(貯金)の残高は119億円
   三田市全体の基金(貯金)の残高は庁舎整備に9.2億円、学校教育施設等整備にリ億円、ニュータ ウン内の道路修繕等整備、維持管理に2.9億円、市債の償還費に6.8億円、その他目的事業に2億円の 約22億円を取り崩して事業を実施することから、平成25年末の残高は約119億円となる見込みです。



平成25年度の主な新規事業


 平成25年度の主な新規事業は以下の通りです。一部の事業についての私の考えも付け加えます。


1.姉妹都市提携記念周年事業(新規)3,868千円
   ブルーマウンテンズ市(豪州)との姉妹都市提携25周年記念事業の実施や第25回三田国際マスター ズマラソンヘの姉妹都市選手の招待により、交流を通した国際理解の推進を図るものです。

2.フラワー地域包括支援センターの開設(新規)17,141千円
   介護に関する地域包括支援センターをフラワータウンに開設し、高齢者が往み 慣れた地域で自分らしい生活を送ることができるよう総合的に支援し、地域の高 前者福祉の充実を図る事業です。

3.地域密着型サービス拠点整備事業(新規)35,400千円
   高齢になり介護が必要になっても、住み慣れた地域で生活を続けることを支援 するため、24時間365日対応できる施設の整備に補助を行います。3月の予算特 別委員会では、特に介護予防について質問しました。特に元気なシニア世代のた めの介護予防の充実が重要と考えています。

4.エネルギー戦略調査事業(新規)1,000千円
   三田市の地域特性に合う再生可能エネルギーの導入可能性調査を行い、市保有財産の活用を含め、 民間活力による事業化を進めます。太陽光発電を主としたエネルギー戦略の検討、エネルギー活用の ための仕組み作り(市有財産の活用、民間活力の活用)、エネルギー事業者誘致等のための啓発方法の 検討が、主な事業の内容です。


5.私立保育園整備事業(新規)58,442千円
   私立保育園が行う施設整備(分園建設)に対して助成を行うことで、認可保育園の定員を拡大し、 待機児童の解消を図ります。定員45名の保育所分溜の建設が平成25年10月開園予定で進められ、開 屋後の市内認可保育所総定員数は835名となる予定です。


6.ブックスタート事業(新規)855千円
   赤ちゃんとその家族に絵本をプレゼントすることで、子どもの心と言葉の発達やコミュニケーション能力を育むことを支援し、本と親しむ機会や子育てに役立つ情報の提供を行い、子どもが諸他かに育ち、保護者が安心して子育てができる環境づ<リを進めます。総合福祉センターで開催される9ヶ月検診の際に、赤ちゃんに絵本をプレゼントし、あわせて読み開かせゲループによる絵本の読み聞かせ他、子育て支援サービスの紹介が行われます。


7.子ども・子育て支援事業計画策定事業(新規)2,259千円
   すべての子どもの良質な成育環境を保障し、子ども・子育て家庭を社会全体で支援することを目的 として、子ども・子育て支援関連の制度、財源を一元化する「子ども・子育て新システム」を構築す るため、学校教育・保育の一体的な提供、保育の量的拡充、家庭における養育支援の充実を進める基 本計画を策定し、子育ての充実を図ります。策定期間は2年間で、平成25年は二ーズ調査、 子育て関係団体等ヒアリング、26年度は計画案策定、計画決定、発表が実施されます。 市は「子育てがしやすい」まちづくりを重点施策として、さまざまな事業を進め、若い世代 の流入と定着を図ろうとしています。私もこの点については賛成ですが、一方で三田市で生 まれ育った子供たちが大学、就職を経て、三田に住み続ける、また、戻ってくる施策も重要と考えています。


8.三田市生徒指導等間顕対策委員会の設置(新規)489千円
   三田市生徒指導等問題対策委員会を設置し、児童生徒の問題行動及び教職員の指 導のおり方等の諸問題について検討・協議を行い、学校におけるいじめ・暴カ行為バ 等の再発防止を図るものです。委員は7名以内で構成され、学校におけるいじめ・ 暴力行為等の実態把握、防止、及び、その対策に問する答申が行われる予定です。


9.福島地区土地区画整理事業(新規)31,080千円
   福島地区(新三田駅周辺)の計画的な市街地整備(土地区画整備事業)により、市街化区域へ編入す ることで、良好な住環境整備ならびに商業施設の立地を促進し、地域の生活拠点としての形成を図り ます。主な事業の内容は、地形測量業務、権利調査業務、公共施設用地地区編入申請図書作成業務、 事業計画作成業務、道路詳細設計等となっています。新三田駅周辺の整備については、長年に渡って 再三質問してまいりましたが、新たな事業が始まり、注目していきます。


10.ツーリズム情報発信事業(新規)5,224千円
    新規旅行者の掘り起こしと交流人□を増加させていくため、新たに三田市を知ってもらう、三田市に興味を持ってもらう機会づくりをする目的で、メディアを活用し広域的に魅力発信を行います。


11.通学路安全対策事業(新規)13,000千円
    市内通学路の危険な箇所において交通安全施設(啓発看板や道路標示など)を整備し、児童の交通安全確保を図ります。


12.橋梁長寿命化改修事業(新規)97,300千円
   三田市橋梁長寿命化修繕計画に基づいて、予防的な修繕等を着実に進め、橋梁の長寿命化と橋梁の 修繕・架替えに係る費用の縮減を図ります。国は国土強靭化と称して、新たな公共事業を進めようと していますが、予算の限られた制約のある中、その内容を吟味し、防災面や 施設・インフラの老朽化を改善する目的に使われるのか、注意して見ていく 必要があると考えています。




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