せきぐちの議会報告


●2月定例会議における私の補正予算に関する質問、県の答弁の主な内容は以下の通りです。

1.災害時における診療機能維持への支援について

質問:関口

  ・今回の補正予算では、災害拠点病院等の体制強化事業のーつとして、災害時に病院の診療機能を3日問程度維持するために必要な給水設備の増強等に要する費用の一部を補助するとして神戸市北区にある済生会兵庫県病院に対しての支援が含まれている。
・県は、神戸市内の災害拠点病院として、四つの病院を指定しているが、いずれも中央区に所在している。また、阪神北圏域では宝塚市民病院が災害拠点病院だが、神戸市北部や三田市からは距離がある。昨年発生した台風や豪雨の際のように電車もストップし、道路も寸断され通行止めとなった場合、六甲山の北側が取り残されたようにならないのか非常に懸念しており、この地域に災害拠点病院がないことは課題と考えている。
・このような中、私の地元三田市にも近い、済生会兵庫県病院は、災害時には非常に重要な拠点になる施設として考えているが、済生会兵庫県病院は、DMATの派遣体制の確保などの要件を満たしていないため災害拠点病院となることは難しいのが実情と聞いている。
・災害拠点病院がないという状況下で、今回の支援メニューなども活用し、どのように神戸市北部、三田市の地域における災害時の医療提供体制を確保していくのか、当局の所見を伺いたい。

答弁:健康福祉部長

  ・今回の支援制度は、災害時にも診療機能の維持が不可欠な重篤患者を受け入れる救命救急センターや高リスクの妊産婦等を受け入れる周産期母子医療センタ一を新たに対象に加え、非常用電源や給水設備の整備を支援するものである。
・今般給水設備が老朽化している済生会兵庫県病院から、昨年の豪雨災害を教訓に、交通が途絶した場合でも診療を継続できるよう設備の強化を図りたいとの申し出があり、県としても支援を行うこととしたところである。
・災害拠点病院には、発災後3日間病院機能を維持できる設備のほか、ヘリポートの確保、DMATを派遣できる体制整備などが求められており、今般の整備が災害拠点病院の指定に直結するものではないが、災害時にも地域の医療の拠点としての機能を果たせるものと考えている。
・災害時の医療提供は、拠点病院だけでなく、地域にある全ての医療機関が一体となって対応しなければならないものである。このため、県では全ての病院に対し被災に備えた業務継続計画、BCPの策定を指導しているとともに、医療の維続に必要な自,女発電の燃料や水などライフラインを確保する国ための応援協定の締結を働きかけるなど、引き続き神戸市北区、三田市の地域をはじめ県内の災害時の医療提供体制の充実に努めていく。

2.舞台芸術の魅力発信と発展に向けた取り組みについてについて

質問:関口

  ・県立劇団兵庫県立ピッコ口劇団は平成6年に設立され、芸術文化立県ひょうごを目指して、日本全国から海外まで幅広く活動を展開されいる。また、将来の地域文化活動の創造者リーダーを育てることを目的としたピッコ口演劇学校、舞台芸術を支える舞台美術・照明・音響を学べるピッコ口舞台技術学校の運営も行っている。
・こうした取り組みが、持続的かつ円滑に行っていけるようするためには、ピッコロシアターの施設の機能充実や舞台技術に親しむ機会を増やして、舞台活動を志すきっかけとなるような取り組みが非常に重要であると考える。
・今回の整備内容は、舞台道具が制作可能な舞台美術工房の整備や貴重な演劇資料の閲覧ができる交流スペースの設置が主なものであるが、開館してから40年が経過し、施設の改修も検討する時期に、なぜこういった整備をされるのか、また、限られた敷地内にこれらの設備を設置するスペースがあるのか、また、今回整備した施設をどのように活用レて舞台芸術の魅力発信・発展につなげていくのか、伺いたい。

答弁:知事

  ・ピッコロシアターは、昨年、開館40周年を迎え、劇場、学校、劇団が三位一体となった舞台芸術の創造拠点施設として県民に親しまれている。施設整備については、開館以来、屋根の防水工事、空調設備、音響・照明設備等の修繕や更新を計画的に行ってきている。このたびの改修では、本年から始まるゴールデンスポーツイヤーズなど契機として、兵庫が誇る演劇文化の創造と発信の拠点機能を強化していきたい。そのため、国の地方創生拠点整備交付金を活用して、舞台美術工房や書庫・交流スペースの整備、施設の快適・利便性の向上を図ろうとするものである。
・ご指摘の新たな工房等の整備については、本館地下機械室や1階の既存資料室・展示室の機能を集約することによって生まれたスペースを有効活用して整備を図る。今回の整備事業により、ご提案のふだん見ることのできない演劇の制作現場や舞台裏を体験できる劇場探検ツアーなどの機会を広げていきたいンと考えている。また、併せて劇団員による絵本の読み聞かせ、脚本リーディングなどの交流の場や関西屈指の演劇関連書籍の活用の場を提供していく。


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